サバ缶でダイエットは本当に出来るのか

サバを食べると痩せると言われているサバ缶ダイエットは、一時テレビで取り上げられ、大変話題になりました。放送の翌日にはスーパーから消える程の影響力だったようです。
では、サバ缶でダイエットは本当に出来るのでしょうか。俄には信じ難いことですが、それは本当のことのようです。

 

私たちの身体の中にはGLP−1と言う物質が存在しています。GLP−1と言う成分は、糖分の急激な吸収を抑え、空腹感を抑制し、ホルモンの分泌を促進させる働きがあると言われています。つまり、人間の体内では作ることのできない栄養素で、多価不飽和脂肪酸の一種であるEPAや食物繊維を摂取すると、小腸で細胞を刺激し、このGLP−1を増加する効果があると言われているのです。EPAには悪玉コレステロールや、中性脂肪を減らす力があり、血流を良くし、血栓症の予防にも役立っています。また生理痛の緩和に効果があり、抗アレルギー効果や、イライラを抑える効果も期待されています。

 

貧血予防や、妊娠中に摂ると良いとされる栄養素も含まれ、睡眠を促す効果や、エネルギー代謝に関わっているビタミンB12も豊富に含まれています。

 

サバ缶でGLP−1を摂取することで、あれこれ摂取しなくてもダイエット効果を期待出来ると言われています。GLP−1にはインシュリン生成効果、食欲抑制効果、胃の食物排出遅延効果などがあると言われ、糖尿病の治療薬としても使用されています。

 

しかし、ダイエット効果が期待出来るのは、サバ缶に限ったことではありません。青魚に多いEPAが含まれていれば良いのです。因みにEPA含有量はサバがトップクラスですが、サンマ、マグロ(トロ)、イワシ、ブリなど、他の青魚にもたくさん含まれています。
またサバにはDHAも含まれており、脳の老化の抑制にも効果があると言われています。更にDHAには血流の改善や、高血圧を防ぐ効果もあるそうです。

 

サバ缶ダイエットのやり方は簡単です。1日1食以上、サバ缶を使った料理を食べることです。1日の必要量は100gと言われています。より高い効果が期待されるのは、味噌煮缶よりも水煮缶です。味付けされたものは、調理過程で糖分が使われているので、カロリーも高くなります。水煮の場合は、加工時に水や塩水だけで調理するので、糖分が増える心配はありません。

 

では、効果がない人は何がいけないのでしょうか。GLP-1効果でダイエットに有効と言われていますが、サバ本体のカロリーが高いので、食べるだけで痩せる訳ではありません。腸内環境が悪いと、GLP-1がうまく分泌されないと言われているので、全く効果がない方は腸内環境を整えてからチャレンジすると良いかもしれません。

 

いくら痩せると言っても、一つの食品ばかりを食べ続けるのは身体に良くありません。塩分も高いので取り過ぎには注意しましょう。例えばサバであるならば、他の青魚も含めて、献立のメニューに取り入れ、食事内容の見直しをしてみるのはいかがでしょうか。